木材塗料の基礎

木材塗料の基礎

09.木材用塗料の種類

9-1.ラッカー
 

ニトロセルロースラッカー(硝化綿ラッカー)は、一般にラッカーと言われ古くから高級家具用塗料として使用されてきました。
ラッカーは、木材の主成分である、セルロースを溶剤に溶解するように変化させたニトロセルロースを主成分として、アルキド樹脂やアクリル樹脂、可塑剤等が加えられた塗料である。
乾燥の機構は、セルロースの溶液が塗布されると溶剤が揮発し、かなりの硬さと強靱性のある透明な塗膜を残す。

【塗料の特徴】
◆長所
①乾燥が速く、作業性がよい
②補修が容易である
③刷毛塗り、スプレー塗装が比較的容易である。
④しっとり感のある美しい仕上がり
⑤塗り重ねに時間をおいても、密着性がよい
⑥安価であり、塗料調合しても長く使用できるので塗装コストが安上がりである。

◆短所
①溶剤を揮発させるだけの乾燥機構のため、耐シンナー性がない。
②耐湿熱性、耐候性に劣るため、屋外や左記性能を求められるような塗装には不向き。
③耐シンナー性がない性質上、反応型塗料(ポリウレタン、ポリエステル等)の下塗りには適さない。