木材塗料の基礎

木材塗料の基礎

08.着色について

8-3.三原色について
 

【加法混色】
スクリーンに赤・緑・青の色光を同時に投射すると、重なった部分に新たな色が生じ、明るさは加算されます。色光を加えて色を作るので加法混色といいます。複数の色光が目に同時に入るので、同時加法混色ともいいます。
加法混色は、たとえば赤色光と緑色光の混合光が、単一の黄色光と等しい色に見えることを意味します。赤・緑混合光と黄単体光は物理的には全く異なっているにも関わらず、色としては同じ部類に属するのです。(図1)

(加法混色の3原色)
原色とは、他の色を混合しても得られない独立した色のことをいいます。人間の目には3種の錐体しかないので、3つの原色があればよく、一般に赤・緑・青を加法混色の3原色といいます。赤・緑・青を等量ずつ混ぜると白が得られます。(図2)

【減法混色】
フィルターを重ねて白色光を投射すると、そこに新たな色が生じ明るさは減少します。各色フィルターが投射光のある波長成分だけを透過し、残りを吸収するからです。色光を減らしていき色を出すので減法混色といいます。(図3)
白い紙の上に透明な色の層を重ねた場合も減法混色です。入射光が紙面で反射して戻る間に、色の層によって特定の波長成分だけが吸収されて新しい色ができます。(図3)

(減法混色の3原色)
減法混色の3原色はシアン・マゼンタ・イエローで加法原色の3原色である赤・緑・青と補色関係にあります。シアン・マゼンタ・イエローの色層が十分な厚さで重なると黒になります。(図4)