木材塗料の基礎

木材塗料の基礎

10.塗装機械の基礎

10-5.静電塗装機
 

静電塗装というのは、接地(アース)した被塗物を陽極、塗料噴霧装置を陰極として高電圧を与えて両極間に静電場を作り、その中に塗料を飛散させて帯電させ、反対極である被塗物に吸引させて塗膜を作ります。
静電塗装は電気吸引作用によって付着するため塗料のロスが少なく、刷毛塗りや吹き付け塗装では、塗着の悪い突出部や周辺部でも厚い塗膜が得られ(欠点となることもある)、作業に人手をほとんど要しないなどの利点があります。ただし、凹みの部分は電位が低いので塗料の付着が悪く、電気の不良導体(ガラス、ゴム、含水率の極端に低い木材など)には特別な処置をしないと塗装が難しいなどの欠点もあります。

◆装置
現在の木工塗料における、静電塗装装置の塗料霧化は、回転カップと回転ディスク式、または、エアー霧化方式が用いられることが多い。