木材塗料の基礎

木材塗料の基礎

10.塗装機械の基礎

10-4.ロールコーター
 

回転するロールに塗料を塗りつけ、被塗物に塗装する物で、印刷の技術を塗装に応用した物です。
フローコーター同様、塗料ロスが少ないのが、この塗装機の特徴です。ロールを用いて塗装するために、平版な合板やハードボードなどしか用いられないのが欠点です。
ロールコーターには大別して次の2つのタイプがあります。
①ダイレクトロールコーター(ナチュラルロールコーター):ロールの回転する方向と被塗物の進行方向が同じ物。
②リバースロールコーター:被塗物の進行方向がロールの回転方向と逆の物。

【ダイレクトロールコーター】
片面塗装用としてゴムライニングしたコーティングロールとスチール製のピックアップロール、バックアップロールからなり、塗られる物は、コーティングロールとバックアップロールの間から送り出されます。フローコーターと違い、薄膜の塗装が建前で、特にこの塗装機では厚塗りはできません。

◆弊社取り扱いトマンニン社製ロールコーターの特徴
ベースコートとトップコートのロール塗装に適しています。


↑上記写真モデル: TFT/3
トマニン社製フローコーターの詳細はこちらをクリックしてください。

【リバースロールコーター】
リバースロールコーターは、ドクターロールとコーティングロールの間に調整された塗料がバックアップロールによって送られてきた素材の上に、逆に回転して転がし塗りされる物で、塗装機の各ロールは一定の回転比を持つよう作られていますが、バックアップロールとコーティングロールだけは、別の回転を持つようになっています。
この塗装方法は、ダイレクトロールに比べて、一度に厚くきれいに塗ることができるので、下塗り等に幅広く用いられています。ただし、押さえつける力がないので、素材の平滑度が要求されることと、機構が複雑なためダイレクトよりも高価なことが欠点となります。

◆弊社取り扱いトマンニン社製リバースロールコーターの特徴
・ベースコートの塗装に最適
・15-100g/m2の塗装が可能

ご依頼により、トップコート塗装用に、ユニットNO.1(入り口側)に自動制御の電動ブレードを設置することが可能。

↑上記写真モデル: RFT モデル

【ロールコーターの応用例】
ロールコーターを活用した物に下記の応用例があります。
①フィラーコーター
リバースロールコーターに似た構造で、第一ユニットのコーティングロールで塗装したフィラーをリバース回転側のロールで掻き取りをし、平板の凹凸を埋め平滑にすることができます。
②ステイン用ローラーコーター
コーティングロールに高密度のスポンジを使用し、水性ステイン、溶剤系ステインのロール塗装を可能にします。