
「春風」は、食品衛生試験に合格しています。
(財)化学物質評価研究機構 試験結果(食品衛生試験)
試験項目 | 試験結果 | 判定 | 基準 | ||
---|---|---|---|---|---|
試験材質 | 鉛 カドミウム |
(ppm) (ppm) |
検出限界(10)以下 検出限界(2.5)以下 |
適合 適合 |
100以下 100以下 |
試験溶質 | 重金属 過マンガン酸カリウム消費量 |
(ppm) (ppm) |
1以下 9.9 |
適合 適合 |
1以下 10以下 |
溶出物試験 | 過マンガン酸カリウム消費量 重金属 カドミウム ひ素 蒸発残留物 水 着色料の溶出 |
(ppm) (ppm) (ppm) (ppm) (ppm) |
2.6 1以下 不検出(0.05以下) 0.1以下 - 0 着色料の溶出を認めず |
適合 適合 適合 適合 - 適合 適合 |
50以下 1以下 0.5以下 0.1以下 - 50以下 着色料の溶出を認めないこと |
「春風」は、木材の呼吸(調湿性)を妨げません。
富山県林業技術センター試験結果
右図は、湿度環境を23℃、65%から100%に設定した中で、1日毎に水分の吸放出量を測定した結果です。
春風で塗装した木材は、無塗装の木材とほぼ同じ増減傾向を示しています。
グラフでは「春風」塗装のほうが無塗装に比べ数値が上になっていますが、これは同じ大きさの木片でも密度が異なり吸収する水分が多くなっているため、重量が上回っているだけで塗装によって吸放出が促進するというものではありません。

「春風」は、乾燥性・撥水性に優れています。
塗料に含まれる天然ワックスが木材自身に浸透し、肌触りがよく、優れた撥水性を発揮します。
従来の自然塗料よりも、遥かに超越した優れた性能を発揮します。
性能比較試験結果
【テスト内容】
テストA(JAS特殊合板汚染A試験)
黒マジック・青インキ・赤クレヨンを用いて塗布し、4時間の放置後水または溶剤で拭き取る。
テストB(JAS K5400汚染試験)
食用色素等を付着させ、18時間の放置後水洗い又は石油ベンジンで拭き取り、エタノールで洗浄。
※上記結果は弊社の試験結果であり、製品の保証ではありません。基材の種類・塗装方法によっては、試験結果が異なる場合があります。
「春風」は、インテリアのあらゆる木製品の保護用オイル系低公害低臭タイプ塗料です。
オイル特有のにおいが残るようなことがありません。
「春風」の厳選素材(成分)
アルキド樹脂(紅花油・亜麻仁油)、カルナバロウワックス、キャンデリラワックスをベースにした自然派塗料です。
【配合成分】
アルキド樹脂(紅花油・亜麻仁油)・天然ワックス(カルナバ・キャンデリラ)・
無鉛乾燥剤(コバルト)FDA溶剤(イソパラフィン系溶剤)・着色顔料
※FDA溶剤
FDA溶剤は、イソアソフェーテ(またはイソパラフィン)と言われ、不飽和炭化水素 及び 芳香族炭化水素 などを含まない物質で、FDAの規格に該当します。
特性として、体内に蓄積されることなく、不活性なため、非常に安全性が高いと言われています。また、マイルドな香りや優れた伸展性等があり、多方面に使用されています。
身近な製品では化粧品(化粧水・乳液)があげられ、ボディスプレー・ヘアスプレー・日焼け止め等にも使用されています。(FDA:Food and drug aministrationの略で、『米国食品医薬品局』を表します。日本で言えば、厚生労働省に相当する機関になります。一般的に言われるFDA規格とは、FDAが管理する『連邦食品医薬品化粧品法』に基づいて制定されている連邦規則集の中の第21番規則(食品及び医薬品規則:CRF21)を指します。
塗装方法(2回塗り)
春風は薄めずそのままご使用になれます。粘度が高くなった場合のみ薄めてご使用ください。
春風は1回塗りでも可能ですが、美しく仕上げるために2回塗りをお勧めします。
塗装前のご確認
色目や仕上がりは素材の違いや塗装環境の違いにより、色調・仕上がり感・表面の性質(色落ち等)が異なりますので、必ず事前に試し塗りをし十分な確認の上、ご使用ください。
ご用意していただく物
- 自然派塗料「春風」
- サンドペーパー(#240~320)
- ウエス(布)又は刷毛
- (「春風」うすめ液)
※排出したゴミは各行政区分の指示に従って処分してください。
1 研磨
塗装面の汚れなどを取り除き、サンドペーパー(#240~320)で表面をツルツルにしてください。

2 塗装
よく攪拌して、薄めずそのままご使用ください。
できるだけ薄く伸ばしながら、均一に木目に沿って塗装してください。

3 拭き取り
5分~10分放置後にウエス(布)などで、
木目に沿ってしっかり拭き取ってください。

4 乾燥
塗り重ねる場合は、4時間ほど乾燥させてからにしてください。

5 塗装
よく攪拌して、薄めずそのままご使用ください。
できるだけ薄く伸ばしながら、均一に木目に沿って塗装してください。

6 拭き取り
5分~10分放置後にウエス(布)などで、
木目に沿ってしっかり拭き取ってください。

7 完成
風通しのいい場所で十分乾燥させて完成です。
最終乾燥時間は12時間以上です。

お手入れ方法
- 毎日のお手入れは乾いた雑巾、または固く絞った雑巾で拭いてください。
- 年1回程度、または撥水効果が悪くなってきたと感じたら、春風を再塗装してください。
注意事項
- 塗料は缶の底からよく撹拌してお使いください。
- 拭き取りなどに使用した新聞紙や布などは、自然発火の恐れがありますので必ず水に濡らしてから処分するか、密栓缶に入れて処分してください。
- 製品自体に自然発火性はありません。
- 塗装中・乾燥中は、換気を充分に行ってください。また火気厳禁です。
- オイルの厚塗りや拭き残しは、乾燥不良やベタツキの原因になりますので、注意してください。
- 乾燥時間はあくまでも目安です。塗り面積・木材の種類・湿度・気象条件等により若干異なります。
- 木材の種類により色目が変わる場合がございますので、同じ材に試し塗りをしてからご使用ください。
- 強い負荷がかかる場所に塗装した場合、色落ちする場合もあります。その場合は布で充分に拭き取るか、701クリヤーを塗布し布でよく拭き取って乾燥させてください。
- 春風は天然オイルをベースにして、天然ワックスを配合しているため、低温時にはワックスが凝集する場合がありますが、性能・使用には問題ありません。
- 塗装面積は1リットルあたり7.5~10㎡(2回塗り)が目安です。
- 塗料は使用後速やかに密栓し、冷暗所にて保管してください 。
カラーサンプル
- 印刷の都合により、記載製品の色が実物とやや異なることがあります。
- 上記見本版は、杉材を使用しています。
- 素材の違いや塗装環境の違いにより色合いや仕上がりが異なりますので、
必ず事前に試し塗りをし十分な確認の上、ご使用下さい。 - 春風はスタンダードカラー18色とパステルカラー18色があります。
- 春風は薄めずそのままご使用になれます。
- 春風うすめ液(1L・4L)につきましては、刷毛等を洗浄する際にご使用ください。
缶サイズ
- 0.75L
- 2.5L
- 4L
- 10L
塗料について
Q自然派塗料春風とは?
天然由来の原料をベースに安全・健康を考慮したオイル塗料です。
また従来の自然系塗料に機能性も加えた速乾性のオイルです。
Q成分は何を使用しているか?
亜麻仁油、紅花油などのアルキド樹脂(天然ワックス等)をベースにした自然派塗料です。
春風の成分
- アルキド樹脂(紅花油・亜麻仁油)
- 天然ワックス(カルナバロウワックス・キャンデリラワックス)
- 無鉛乾燥剤(コバルト)
- FDA溶剤(イソパラフィン系溶剤)
※着色顔料
※FDA溶剤・・・この溶剤は、イソアソフェーテ(またはイソパラフィン)と言われ、不飽和炭化水素 及び 芳香族炭化水素 などを含まない物質で、FDAの規格に該当します。
この溶剤は、体内に蓄積されることなく、不活性なため、非常に安全性が高いと言われています。
この溶剤は、マイルドな香りや優れた伸展性等の特性があり、多方面に使用されています。身近な製品では化粧品(化粧水・乳液)があげられ、ボディスプレー・ヘアスプレー・日焼け止め等にも使用されています。
(FDA:Food and drug aministrationの略で、『米国食品医薬品局』を表します。日本で言えば、厚生労働省に相当する機関になります。一般的に言われるFDA規格とは、FDAが管理する『連邦食品医薬品化粧品法』に基づいて制定されている連邦規則集の中の第21番規則(食品及び医薬品規則:CRF21)を指します。
Q防カビ剤、防腐剤は入っているか?
入っておりません。
QFDA溶剤とは?
FDAとは、「米国食品医薬品」を表し、日本で言えば厚生労働省に相当する機関になります。FDA溶剤とは、FDAが管理する「連邦食品医薬品化粧品法」に基づいて制定されている溶剤で、体内に蓄積されることなく体外に排出されるため、非常に安全性が高い溶剤になります。また、この溶剤は多方面に使用され、化粧品、ボディスプレー、ヘアスプレー、日焼け止め等にも使用されています。
Q塗料の種類は?
ワックスインタイプのオイル塗料でカラーはスタンダードカラー18色、パステルカラー18色の全36色です。
QF☆☆☆☆は取得済みか?
取得済みです。登録番号S03114(日本塗料工業会)
Q塗料の使用期限はどのくらいか?
未開封の場合は約半年です。開封済みの場合、速やかに使用して下さい。少量を保存する場合は、大きな容器のままだと空気と触れる部分が多いため酸化反応で傷みが早くなりますで小さい容器に入れ替えて保存して下さい。(※15℃以下で保存された場合はワックス成分が凝固しブツになりますが問題ありません。)
Q以前に使用した塗料を開けたら粘度が高い(又は固まりが見られる)が使用できる?
使用できますが、粘度が非常に高い場合は同じ色を追加、又は薄め液を加えて調整して下さい。
Q調色は可能か?
春風36色内では可能です。(春風の調色は受け付けておりません。)
Q物性データはあるか?
表面汚染試験結果については、パンフレットに記載しております。
Q塗料の中にブツブツがありますが使用できますか?
春風は天然オイルをベースにして、天然ワックスを配合しているため、低温時にはワックスが凝集する場合がありますが、性能・使用には問題ありません。
塗料について
Q乾燥後、ベタツク
拭き取りが不十分である可能性がありますので、オイルを再度塗布し、5~10分後しっかり拭き取って下さい。
Qベタツキを取るために、再度オイルを塗布して拭きとってもベタツキが取れない
表面が硬化し始めていると思われますので、薄め液で拭き取り、再度オイルで塗装してみて下さい。
Q薄め液で拭き取ってもベタツキが取れない
サンドペーパー等で研磨し、再度オイルを塗布後、しっかり拭き取って下さい。
Qヤニ分のある材料でのベタツキ、乾燥不良について
ヤニ成分はオイル塗料の乾燥を阻害しますので、ヤニ分を含有している材に塗装される場合は注意して下さい。ヤニ成分が材に出ている場合は、塗料の乾燥の妨げになりますので薄め液・研磨等でヤニ分を落としてから塗装して下さい。また、塗装後にヤニが出てきた場合も同じような処理を行って下さい。ヤニが出やすい材等で塗装される場合は、ご注意下さい。
Q色又は濃さが違う
研磨、材の違いが考えられるため、試し塗りを必ずして下さい。(濃い場合は701クリヤーで薄めるか、701クリヤーを塗装した後に色を塗る)塗装後に濃い場合はサンドペーパーにて研磨し、色を落として下さい。
Q布で拭いたら色落ちする
充分に乾燥(1日以上放置)後701クリヤーを塗布して下さい。
Q艶を出したい
拭き取り作業を行うため、自然系オイル塗料においては、ウレタン塗装のような艶を出すことは不可能です。
Q自然系塗料で濃い色を付けたい
拭き取り作業を行うため、極端な濃色はできません。
Q塗膜はあるか?
木材に含浸した部分にオイル部分が残ります。合成樹脂塗料のように目に見えてわかる塗膜は形成しません。
Q色を薄めるのに、薄め液を使用したらよいか?
色を薄める場合は、701クリヤーをご使用下さい。(乾燥性を失わないため。)薄め液は春風の粘度が高く塗りにくい場合や刷毛の洗浄に使用して下さい。
Q床暖房のフロアに使用してよいか?
オイルが噴き出す可能性があるため、基本的には使用できません。
もし、使用した場合はオイルが噴き出すことがあります。その場合は、乾いた布で拭き取ってください。
Q外壁に使用してよいか?
使用できますが、防カビ剤、防腐剤が入っていないため、細菌、カビ、紫外線等から木材を守る効果はありません。
Q1回塗りでも大丈夫か?
可能ですが、色落ちなどが問題になる場合は、701クリヤーを重ね塗りして下さい。
Q塗布面積は?
標準では、1Lあたり約10平米です。(基材により異なります。)
Q浴室内に塗布できるか?
湿気の多いところは塗布できません。
Q食器に塗布できるか?
食品衛生試験にて合格していますが、色落ちが起こる可能性はあります。
メンテナンスについて
Q日焼けして色が変わる
自然系オイル塗料は日焼け以外にもオイル成分の酸化反応により色が変わっていきます。(701クリヤーの場合、飴色になります。)時間とともにより使い込んだ風合いになるのも自然系塗料の特徴です。
Qオイル塗料の上に、ワックス(市販で売られているような)を塗ることは可能か?
市販のフローリング用ワックス等は塗装できません。
Q既に塗装してある商品(ウレタン塗装等)の上にオイル塗料は塗布できるか?
オイル系塗料は木材に浸透することで効果を発揮しますので、ウレタン塗装などの上に塗装しても仕上がりません。
Q耐久性はどのくらいもつか?
耐久性は約半年です。(保証期間ではございません)
Qメンテナンスの期間は?
約半年ですが、塗装場所(リビング等)によっては、撥水性が落ちてきたらメンテナンスの必要があります。
Qメンテナンスは水拭きや中性洗剤を使用してよいか?
中性洗剤は使用不可、水拭きの時は固く絞って拭き取って下さい。
Q汚れや傷が付いた場合はどうすればよいか?
軽い傷や汚れの場合であれば、研磨して汚れを落とした後に、再度春風を塗布して下さい。
安全について
Q塗料を飲んでしまった!
安静にして直ちに医師の診断を受けて下さい。嘔吐物は飲み込ませないで下さい。医師以外の指示では無理に吐かせないで下さい。
QF☆☆☆☆は取得済みか?
取得済みです。登録番号S03114(日本塗料工業会)
Q塗装後の商品を舐めても大丈夫か?
食品衛生試験を取得しているため、塗膜としての危険性は低いと考えられます。