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07.塗装工程の種類と工程の詳細

7-1.オイル塗装(オイルフィニッシュ、塗料浸透仕上げ)
 

この章では、前章で述べた、木工塗装においての各塗装表面の状態を実現するための、代表的な塗装工程とその際の注意点を、工程毎に勉強いたします。
まず、オイル塗装(オイルフィニッシュ、塗料浸透仕上げ)は、チークオイル(主成分はアマニ油)や同様の塗料を素地に深く浸透させ、塗膜を表面にまったく作らないか、または極薄い塗膜を作る仕上げです。木材が持っている美しさ、しっとりとした肌を表現するのに最も適した塗装といえます。

近年、オイルは前述の様に植物系の油が多いため、オイル塗料のことを、自然塗料と呼ばれるようになり、シックハウスの懸念の高まりとともに木材の質感を求められる傾向も強くなっているため、自然塗装やオイルフィニッシュと呼ばれるこのような塗装が増えつつあります。

基本的には、塗膜を作らないため、汚れや傷がつきやすいですが、ムク材に塗装された場合は傷や汚れの部分をペーパーで表面を軽く削り、再度オイルを塗装することにより、簡単に補修ができるのが特徴で、使用者がメンテナンスを行う塗装ともいえるのも、オイル塗装(オイルフィニッシュ)の大きな特徴になります。

【オイル塗装塗膜断面図】

【失敗例:オイル塗装塗膜断面図】

【オイル塗装工程例と各工程の注意事項】

工程 ポイント
木地調整 オイル塗装(オイルフィニッシュ)において、平滑性を出す研磨は木地調整での研磨だけなので、ここでの仕上がりが塗装の仕上がりを決定します。
通常の膜をつける塗装に比較して、より細かい番手のペーパーで平滑に仕上げる。
オイル塗装 できるだけ薄く伸ばしながら、均一に木目に沿って塗装してください。
5分~10分放置後にウエス(布)などで、木目に沿ってしっかり拭き取ってください。
オイルを木材に浸透させ木材を強化する塗装なので、薄く全体に塗装し、吸い込まず表面に残ったオイルを布でふき取ります。
通常は24時間以上の乾燥が必要です。
(塗料によって乾燥時間は異なります。)

研磨 #400~#600程度の細かいサンドペーパーで毛羽を取る程度
(下地の塗装を取るほどあて過ぎないように)
オイル塗装 できるだけ薄く伸ばしながら、均一に木目に沿って塗装してください。
5分~10分放置後にウエス(布)などで、木目に沿ってしっかり拭き取ってください。
オイルを木材に浸透させ木材を強化する塗装なので、薄く全体に塗装し、吸い込まず表面に残ったオイルを布でふき取ります。
通常は24時間以上の乾燥が必要です。(塗料によって乾燥時間は異なります。)
必要に応じて、研磨→オイル塗装を数回繰り返します。

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